Androidスマホやタブレットデバイスの内蔵メモリって、毎日使っていると様々なアプリをインストールしたり、データが溜まったりして、空き容量がどんどん無くっていきますよね。
また、スマホやタブレットのスペックによってはROMデータが意外と少ない機種もあるから、普段使うアプリをひととおりインストールしただけで、ROMの空き容量がもうなくなっちゃう!
なんて事態にも陥ってしまう場合も^^;
小職
今回は危険な操作を前提としているので実施できる対象者の方が限られると思いますのでご注意ください♪
・自己責任で作業ができる人
・中身がすべて消えてもよいバックアップ済 または 新しいSDカードを用意できる人
・PCとスマホを接続するUSBケーブルが用意できる人
・ADBコマンドを打つ!等の意味が分かる人
というわけで、上記の意味がわかる方でしたら、Android デバイスに挿しているSDカードを内蔵メモリ化して幸せになれるかもしれませんので、その方法を解説してみます♪
なんて妄想を思い立って作業開始しましたが、BlackBerryデバイスとして堅牢に守られているのかw
ADBコマンドが正常に通らずに諦めましたw
デバイスやSDカードによっては当設定が効かない場合もあるようなのでその際は諦めることになることもあるようです^^;
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Androidスマホ/デバイスに取り付けたSDカードを内蔵メモリに設定する方法とは
Android OSのバージョンが6.0位上の場合、実はOSレベルで端末に取り付けたSDカードを内蔵メモリとして使える機能が実装されているんです!
しかし、実際に販売されているデバイスではこの機能が有効化されていない場合がほとんどだったりします。
なぜなら、SDカードの内部メモリ化はデバイスから取り出した場合にちゃんと端末が動作しなくなったりするので、手軽に脱着可能なSDカードですが、取り付けたデバイス専用として取り外すことなく使う。といった利用方法に癖があったりするので一般向けには開放されていない機能となっているようです。
一部の中華メーカーのタブレットなどは攻め気味な設計なのでw
取り付けたSDカードをそのまま設定メニューで簡単に内部メモリ化して使えたりするのが現状のようです。
下記の記事でレビューした Alldocube Xもそんな攻めたデバイスの一種なのでいきなりSDカードを内部メモリ化して使えたりします♪

今回の設定はOSではサポートしているのに、デバイス側で無効化している、SDカードの内部メモリ化をADBコマンドを使って有効にして利用するといったところが概要となります♪
まずは中身が消えても大丈夫なSDカードを準備
今回の設定を行ったところSDカードの中身がフォーマットされて、まっさらになったりしましたのでw
事前のバックアップか、新品のSDカードを準備しておくのが吉です♪
PCからADBコマンドを実行するための準備
ADBコマンドを打つためにはAndroid Studioという開発環境をインストールして使う!なんてちょっと大変なことをしていましたが、最近ではADBコマンドの利用程度でしたら、下記のSDK Platform Toolsで十分事足りるのでコチラがオススメでした♪
参考 SDK Platform Tools release noteshttps://developer.android.com今回利用したのはWindows版でしたので、軽く概要を解説です。
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ダウンロードしたSDK Platform ToolsのzipファイルをCドライブの直下等に展開します。
続いて、Windowsのシステム設定から環境変数の設定項目を開いてPathの項目を編集で開いて、SDK Platform Toolsを解凍したフォルダを登録しておきます♪
これが俗に言う『パスを通した』という状態にできたのでした。
パスが通っているかコマンドプロンプトでADBと打ち込んで確認する
コマンドプロンプトを開いてから、キーボードから『ADB』と打ち込んでEnterキー押下で上の画像のような状態になっていたら成功です。
コマンドが聞いてない場合は再度環境変数にパスを追加できているか確認するとよいでしょう♪
開発者モードにしてUSBデバッグ機能を有効にする
PC側のセッティングが完了したら、次はいよいよスマホ側の準備ですよ♪
Androidの設定メニューから『システム』→『端末情報』あたりを開くと『ビルド番号』なる項目があるので、その項目名を連打しますwwww
小職的にはこの連打はかなり昔のAndroidから馴染み深いものですが、始めて知ったときはビビりましたものです。
なにせ連打!!ですからねw信じがたい行動ですがそういうものなのですw
すると、一般ユーザーには隠し項目である『開発者向けオプション』なる項目が一つ上の階層に現れるので、そちらを利用して設定準備を行います。
開発者向けオプションを開いてUSBデバッグモードを有効にしておく
連打して表示させた開発者向けオプションですが、設定準備に使用する項目は『USBデバッグ』という設定項目のトグルを右にスライドさせて『有効』状態にするだけです。
これでスマホ側の準備も完了です♪
PCとAndroidデバイスをUSBケーブルで接続
続いての作業は、PCとスマホをUSBケーブルで接続します♪
画像の例ではNokia X6で作業をしています。
スマホを接続すると、上の画像のようにスマホの画面上で『USB転送モードで接続するかい?』的な確認メッセージが出た場合は『OK』で承認しておきましょうね。
接続はType-C to USB-Aのケーブルでコネクトしました♪
GPD Pocket2にはType-CコネクタもあるのでType-C to Type-Cのケーブルでもよいのですが、GPD Pocket2が充電中だったため、こんな接続をしているというのは余談です。
Androidデバイスのストレージの状態を確認する
PCにスマホを接続したらコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力しましょう♪
adb shell
すると、上の画像のような通常のプロンプトとは異なるスマホに対してADBコマンドを受け付けてくれるモードになります♪
続いてスマホのストレージの状態を確認するコマンドを入力してみましょう。
sm list-disks
すると….
『disk:179,64』
みたいな感じの返答が帰ってくるので、この値を使って次のコマンド入力に移りましょう♪
ADBコマンドを実行する!
いよいよSDカードを内部メモリ化してしまうコマンドを打ち込みますよ!
sm partition disk:179,64 mixed 50
小職の場合は↑こんな感じでコマンドを打ち込みました。
コマンドの意味としては、128GBのSDカードの半分となる50%の64GBを内部ストレージとして有効にしました。
残り半分の64GBは内蔵カメラ等の保存先としてもともと外部ストレージとなる、SDカードの設定のまま利用するためにこんな設定にしました^^;
ちなみにすべてを内蔵メモリとして扱いたい場合は下記の感じでADBコマンドを打ち込めばよいと思います♪
sm partition disk:179,64 private
内部ストレージの容量を確認してみる
Androidの設定メニューからストレージの項目を開いて、現在の状態を確認してみました♪
すると、、、
内部ストレージとして表示されている容量に注目です!
もとからある内蔵ROM 32GB + SDカードから割り当てた64GB
合計 約 96 GB の内蔵ストレージになった!!!
というわけで、これで当面ROM残量で困ることも無さそうなので専用SDカードとして挿しっぱなし運用で使い倒してみようと思いますよ♪
番外編:BlackBerry KEY2 128+256GB内蔵メモリ化の野望(失敗)の巻
実は現在のメイン使用スマホであるBlackBerry KEY2 128GB版で、手持ちの最大容量であるw
256GBのmicroSDカードを使って内部ストレージ化したら、内蔵ROM 384GBなんていう小職のMacBook Proよりもストレージあるじゃんwwww
なんて野望も当然抱き作業してみましたが、失敗に終わりましたので、ご査収ください。
同じように作業してるんですけどねーーーー
変なJavaのエラーを吐いて くださり256GBのSDカードを内蔵メモリにすることはできませんでした….
この辺のことをご存知で対策方法わかる方いらっしゃいましたら教えてください〜
ちなみに、256GBのSDカードは配達まで時間かかっても良い場合はGearBestで買ってもいい感じですよ♪

なんていう詳細レビューもありますのであわせて読んでいただけたら小職嬉しいです♪
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