管理人の小職さん
ロボ小職
(というわけで、2019年に公開した「ADBコマンドでAndroidに取り付けたSDカードを内部ストレージ化する方法」の2026年版リライト記事です。
Android 14/15/16 でも基本的な仕組みは同じなので、手順を最新環境向けに整理しました!)
本記事のテーマは「ADB コマンドで SD カードを内部ストレージ化する方法」です。
内蔵ストレージの容量不足に悩む方に向けて、自己責任で行う前提の手順を解説します。
SDカードの内部ストレージ化(Adoptable Storage)とは
Adoptable Storage(SDカードの内部ストレージ化)は、Android 6.0 から導入された機能です。
SDカードを本体の内部ストレージの一部として扱えるようにし、アプリのデータをSDカードに保存できるようになります。
2026年現在も、OSレベルで「Android 6.0以上のSDカードの内部メモリ化機能」が実装されている一方、販売されているデバイスの多くでこの機能が無効化されています(2019年の記事と状況は同じです)。
これは、SDカードを抜くとアプリが動かなくなる・端末専用になるなどの癖があるため、一般向けには開放されていないためです。
内部ストレージ化のメリットとデメリットの違い
2019年の記事でも紹介した通り、この機能には大きなメリットとリスクがあります。2026年でも同じなので、まずここを理解してから進めましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ✅ メリット | 内蔵ストレージの容量不足が解消される・アプリデータをSDカードに保存できる |
| ⚠️ デメリット | SDカードは強制フォーマット(初期化)される・別の端末でSDカードを読み取れなくなる |
| ⚠️ リスク | 機種によっては失敗する(特に Galaxy 系は報告多数)・SDカードを抜くとアプリが起動できない |
最重要の注意点は「SDカードの中身がフォーマットで消える」ことです。
必ず事前にバックアップを取るか、中身が消えても良い新品のSDカードを用意してください。
内部ストレージ化の前提条件と準備
作業を始める前に、以下の条件がそろっているか確認します。
- Android 6.0 以上の OS(設定 → 端末情報 で確認できる)
- PC で ADB コマンドが使える(SDK Platform Tools のインストール)
- USB ケーブル(スマホと PC を接続するもの)
- USB デバッグの有効化(開発者向けオプションを開く)
- バックアップ済み or 新品の SD カード
Step1:PC に SDK Platform Tools を用意する
ADB コマンドを使うには、Android 公式のSDK Platform Toolsをダウンロードして展開します。
2019年の記事と同じく、Android Studio 全体でなくSDK Platform Tools だけで十分です。
Step2:スマホで USB デバッグを有効にする
設定 → 端末情報 → ビルド番号を7回タップで開発者向けオプションを有効化 → USB デバッグをオンにします。
Step3:PC とスマホを USB 接続して認識確認
コマンドプロンプト(またはターミナル)で adb devices を実行し、スマホが認識されていることを確認します。
初回はスマホ側に「USBデバッグを許可」のダイアログが出るので許可します。
ADBコマンドでSDカードを内部ストレージ化する手順
ここから実際のコマンドです。コマンドは1文字も間違えないように注意してください。
Step1:adb shell を起動
コマンドプロンプトで adb shell と入力して Enter を押します。
これが抜けると「sm: 認識されていません」エラーになるので、必ず実行してください。
Step2:SDカードのディスク番号を確認
sm list-disks と入力すると、disk:179,64 のような形式でSDカードの番号が表示されます。
この数字部分は端末やSDカードによって異なるので、自分の値を控えておきます。
Step3:内部ストレージ化を実行
sm partition disk:179,64 private と入力して Enter を押します(disk:179,64 は自分の番号に置き換え)。
環境によっては、このタイミングでAndroidが自動で再起動します。
Step4:設定から認識を確認
スマホの設定 → ストレージを開き、SDカードが内部ストレージの一部として認識されていれば成功です。
SDカードを一部だけ内部ストレージ化したい場合は、sm partition disk:179,64 mixed 40 とします。
この場合「mixed 40」= 外部ストレージとして残す割合(%)です。
例: mixed 40 → SDカードの60%を内部化・40%を外部のまま利用
アプリをSDカードに移動する方法
内部ストレージ化が完了したら、アプリのデータをSDカードに移動できます。
- 設定 → アプリ → 移動したいアプリ → ストレージを開く
- 「使用されているストレージ」→「変更」→「SDカード」を選んで移動
- ゲームアプリなどは移せるケースが多いが、プリインストールアプリや一部のアプリは移せない
- 内部ストレージ化済みの状態で新規アプリを入れると、空き容量の多い方に自動配置される
内部ストレージ化を解除して元に戻す方法
元に戻したい場合は、PC は不要です。設定 → ストレージ → 対象のSDカード →「外部ストレージとしてフォーマット」を実行します。
フォーマットでデータは消えるので、必要なデータは事前にバックアップしてください。
ADBコマンドのエラーと対処法
よくあるエラーと対処法をまとめます。
- /system/bin/sh: sm: not found → Android 6.0 未満の可能性(OSバージョンを確認)
- error: no devices/emulators found → USBデバッグの有効化・「常に許可」にチェックを確認
- ‘sm’ は認識されていません → adb shell を実行し忘れている(必ず先に実行)
- Error: IllegalArgumentException → コマンドの数字・スペルミスを確認
- Galaxy 系で失敗・SDカード破損の報告 → 機種の相性問題(自己責任・データバックアップ必須)
SDカードの内部ストレージ化は端末・SDカードの相性で失敗するリスクがあります。特に Galaxy シリーズは失敗・SDカード破損の報告が多数あるため、データのバックアップを必ず取ってから実行してください。作業はすべて自己責任でお願いします。
まとめ:ADBでSDカードを内部ストレージ化して容量不足を解消しよう
- Adoptable Storage(Android 6.0+)でSDカードを内部ストレージ化できる
- adb shell → sm list-disks → sm partition disk:XX,XX private の順で実行
- SDカードは強制フォーマットされるので、バックアップ必須
- アプリは設定 → アプリ → ストレージ → 変更でSDカードに移動できる
- 解除は設定 → ストレージ → 外部ストレージとしてフォーマット
- Galaxy 系は失敗リスクが高いので自己責任で
FAQ: よくある質問
Q: エミュレータは無料で使えるの?
A: はい!BlueStacks・NoxPlayerともに無料版があります。広告が表示される場合があります。
Q: PCのスペックはどれくらい必要?
A: 最低4GB RAM・OpenGL 3.0対応GPUがあれば動作します。8GB RAM以上なら快適です。
スマホの容量不足対策や Android 関連の記事も参考にしてください。
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