Windows11のarm64版が登場した頃にM1 Macで仮想マシンを作って遊んだという、けっこー前に話題にしたUTM。
Windows11をIntelマック仮想環境とM1 MacBookのUTMで比較して動作確認してみた最新バージョンを弄ってみると色々と便利に簡単に遊べるように進化していたので、今回はその様子を紹介してみます。
小職
macOS用の仮想マシンとしてはAppleシリコンmacデバイスの場合は、有料ソフトのParallels Desktopくらいしか無かったところに登場したUTM。
無料でarm64な仮想環境をストレージの許す限り作り放題なのでAppleシリコンmacユーザーは是非遊んでみましょう♪
タップできる目次
UTMはHomebrewでインストールしておくのがおすすめ
UTMはHomebrewでのインストールにも対応しているので「brew update」と「brew upgrade」とコマンドだけで最新版になるので、githubからファイルのインストールよりも便利なのでおすすめです。
Homebrewが利用できる環境になっていることが前提ですが、その場合は以下のコマンド実行でUTMをインストールしましょう♪
HomebrewによるUTMのインストールコマンド
$ brew install --cask utm
UTM公式サイトのギャラリーから仮想マシンを選ぶ
インストール完了しちゃうと、もうチェックもしくなりがちなUTM公式サイトですが、こちらが有益だったのです。
UTM公式サイトの上部メニューの「GALLERY」(ギャラリー)をクリック!
すると表示されるのが色々なOSが並んでいるギャラリーが表示されます。
気になったOSやLinuxディストリビューションがあったらギャラリーから選択してみます。
とりあえずArchLinux ARMを開いてみた!
ArchLinux ARMを簡単ブートしてみた
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単なるArchLinux ARMの紹介ページと思いきや、「Open in UTM」なる項目があるので、ダウンロードではなくそちらをクリック!
ワンクリックでArchLinux ARMの仮想マシンが作成されてブートまで動き出しちゃいます♪
なんて眺めているうちにArchLinux ARMが起動しました♪
イメージのダウンロードも仮想マシンの設定も不要でUTMが公式サイトから仮想マシンイメージを直接ブートしてくれちゃんですよ。
こいつはスゲーですよ。
UTM仮想マシンに追加されたArchLinux ARMの削除方法
しかし、小職的にはDebian系Linuxばかり使ってきたのでArchLinuxよくわからない♪
というわけでArchLinuxは辞めよう。なんて思った場合も簡単です。
まずは、仮想マシンを終了させちゃいます。
続いてUTMのメニューから、インストールされたArchLinuxの項目で右クリックして表示されるメニューから「削除」を選択!
UTMのメニューからの削除だけでなく、関連する仮想マシンのイメージファイルも一括で削除してくれます♪
昔のバージョンだと、この削除がメニューからの排除だけで、イメージファイルは自分でFinderで選択して手動削除しなければならなかったので、かなり楽になりました。
これなら簡単に色々とOSをぶち込んで気に入らなかったら削除!なんてお試しがとても簡単になりました。
Debian 11 (LXDE)を試してみたら超軽快ヌルサクだった!
再びUTM公式サイトのギャラリーに戻って、小職が使いやすそうなディストリビューションを選択してみることにします。
というわけで、Debian 11 (LXDE)を試してみる!
こちらもUTM公式サイトから「Open in UTM」をワンクリックするだけでブートさせることができました。
ログインIDとパスワードもこのページに書いてあるので初回ログオンしたら適宜自分でパスワードを変更してやるなどの普通のメンテは行ってくださいね(^^;
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UTM公式サイトからのワンクリックでブートがサクサク進んでいるよ…
簡単すぎる…UTM恐ろしい子…
少し待っているとログインの画面が表示されましたので、初期IDとパスワードでログインしてみました。
うーん軽快だぞ。
軽快なLXDEのDebianなので使い勝手もいい感じ。
初期インストールアプリは全然入っていないので自分で必要なものをインストールする感じも小職好みだぜ!
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aptでupdateとupgradeを適用してから、ターミナルからchromiumをインストールしてみる。
sudo snap install chromium
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簡単にchromiumがインストールできた♪
某メガネさんがニュースのトップだった(^^;
フツーにサクサクと使えるデスクトップになりました。
これはこれで色々と活用できそうなので、UTMのリストの中にキープしておこうと思います。
クラシカルなMac OS 9.2.1なんかもUTM公式ページから起動できるよ
とりあえずキープレベルのいい感じのDebianを入手できたので、変わり種でも遊んでみようと思いますw
Mac OS 9.2.1なんてものもありました。
こちらも「Open in UTM」を1発クリックで動作します。
ワンクリックでUTMのリストに仮想マシンが作成されてセットアップが進みます。
少し待つだけで….
こんな感じでMac OS 9.2が起動しました….が小職あまり馴染みのないMac OSであまり楽しく無かったので割愛しちゃいます。はい削除(^^;
Windows互換 ReactOSも試してみた
こいつもUTMのギャラリーから直接起動できる変わり種OSなんですが、Windows互換OSとのこと。
使ってみるまで知りませんでした(^^;
Windows Server2003相当の互換性を目標として開発が進められているオープンソースのオペレーティングシステムとのことで見た目WindowsなLinuxかと初見で誤解していましたがちょっと面白い感じのものでした。
ブートしたReactOSですが確かに懐かしい感じのWindowsなデスクトップです。
とりあえずターミナルを開いて…と思ったらコマンドプロンプトで本当にWindowsだったんです。コレ。
スタートを押下してみてもなんだか懐かしい感じですw
初期インストールされているアプリはちょっと寂しい感じでした(^^;
しかし、これアプリのインストールどうやってやるんだ!?なんて思いましたが、APPマネージャらしきものを発見しました。
ReactOS Application ManagerでFirefoxをインストールしてみた
ReactOSのアプリはこちらの「ReactOS Application Manager」から検索して導入するスタイルです。
ジャンルごとにアプリが並んでいて選択してインストールすることができるようになっていました。
とりあえず初期状態ではWebブラウザも無かったので探してみたところFirefoxを見つけたのでインストールしてみます。
アプリを選択してインストール開始してみると、なんだか懐かしい感じのウィザード画面が登場。
とりあえずFirefox自体は最近の感じのバージョンなので安心しました(^^;
インストール完了して表示させてみると、意外と普通に使えますが、ちょっと重いというかスムーズさはあまり感じられないのは、見た目がクラシカルからなのでしょうか(^^;
これならば小職的にはDebianが一番いい感じでした(^^;
UTMギャラリにある変わり種としてSun Solaris 9やらx64版のUbuntuなども試してみた
他にもUTMギャラリーから起動できるOSとしては、Sun Solaris 9などもあったので試してみましたが使い方がよくわからないwww(のちに、そっと削除)
そしてarm版ではなくx64版のUbuntu 14.04も「Open in UTM」で起動できたので試してみたのですが、超重いぞコイツ!最新バージョンでもなく古いUbuntuなのに、x64なのがいけないのかな(^^;
とりあえず試してみて気に入らなかったら簡単に削除できるので色々と試して遊べちゃいました(^^;
結果的にDebian11は超軽量で即戦力なのでLXDE版もXfce版も導入しちゃったぞ
色々と試してみましたが、軽量で快適で現代のアプリがサクサク動作できる仮想マシンが簡単に作成できたDebian 11はかなりいい感じだったので、もう一種類ギャラリーにある、Debian 11 (Xfce) arm64版も導入して同時起動させてみましたが、M1 macならばどちらもヌルサク動作なので、それぞれに使命を与えて持て余しがちなAppleシリコンのCPUパワーを暇な時にこき使ってみようと思います。
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こんなに簡単にDebianの仮想マシンが起動してしまうUTMはほんと恐ろしい子なので興味湧いた方は遊んでみるのがおすすめです♪
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