最近、スマホもPCも所有しているデバイスもいつの間にかWi-Fi6対応デバイスになっていることに気づいているものの、導入は先送りにしていた無線Wi-Fiルーター。
今回はTP-LinkさんからWi-Fi6対応のArcher AX73を提供していただいたので設置から設定までガッツリとレビューしてみます♪
今回レビューするArcher AX73といえば、いまチョイスするならば、迷わずコレでしょ!
という感じの今風スペックの無線Wi-Fiルーター♪
小職的には過去、異常な動作をする某バッファローの無線Wi-Fiルーターの不安定さに頭を抱え過去にTP-Link製品に乗り換えて、Archer C1200→Archer A10と使い続けてきたので、今回のArcher AX73は理想的なリプレースとなりました。
設置や設定についても詳細にレビューしてみます♪
ここ最近使っていた、Archer A10は5GHz帯周波数の速度が1733Mbps(11ac) + 2.4Ghz帯周波数の速度は800Mbps (11n,b,g)といったスペックのWi-Fi5規格の無線Wi-Fiルーターだったのですが、今回レビューするArcher AX73(AX5400)は5GHz帯周波数速度4804Mbps(11ax/ac/n/a) + 2.4Ghz帯周波数速度574Mbps (11ax/n/g/b)とスペック上の速度もかなり向上したWi-Fi6対応ルーターなので比較しがいもあるところ♪
また、過去のTP-Link製品のレビュー記事もありますので、気になった方はあわせてご覧ください♪
Wi-Fiでインターネットなしの表示が発生しまくって 原因も対処法も尽きたから無線ルータを買い替えた! TP-LINK Archer A10 購入レビュー
開封から壁掛け設置レビュー TP-Link WiFi 無線LAN ルーター Archer C1200
タップできる目次
- TP-Link Archer AX73を開封してみる
- TP-Link Archer AX73のパッケージ内容をチェックしてみる
- TP-Link Archer AX73を壁掛け設置に向けて外観をチェックしてみる
- TP-Link Archer AX73を壁掛けで設置してみた!
- TP-Link Archer AX73のスペックと特徴をチェックしてみる
- 壁掛け設置したTP-Link Archer AX73の設定を管理画面ではなく、スマホアプリだけで行ってみた
- Wi-Fi6に対応したスマホでインターネット速度テストしたら600Mbpsを超える記録を達成!
- TP-Link Archer AX73は内蔵USB3.0ポートを利用して簡易NASが簡単に構築できる
- 6本のハイパワーアンテナを備えたTP-Link Archer AX73で4LDKマンションで中継機要らずの環境構築ができた!
TP-Link Archer AX73を開封してみる
ジャジャーン!こちらがWi-Fi6対応の今買うならコレでしょ!
となる TP-Link Archer AX73のパッケージボックスです。
爽やかな水色と基調とした外箱なのはTP-Linkの無線ルーターではもはやお約束ですね♪
量販店でも手に取ってもスペックがすぐにわかるようなアイコンでの説明がパッケージ側面にも描かれています。
こうしてみると家庭用のWi-Fiルーターも今時はかなりの多機能です。
もう片方の側面には、TP-Link Archer AX73本体の姿や背面のポートが分かるイラスト入りです。
しかし「デュアルバンド 6ストリーム ギガビット Wi-Fi6 ルーター」とのキャッチコピーはもうこれツヨツヨな予感しかしません。
パッケージの背面にはより詳細な製品情報が判りやすく記載されていました。
やっぱTP-Link Archer AX73になって嬉しいのはWi-Fi6とWPA3対応なところも目新しいので楽しみですー。
パッケージ箱を開封してみたところ。
半透明のビニールに丁寧包まれたTP-Link Archer AX73の本体がお目見えです。
アンテナの数が増えているのでまっさきに目が行ってしまいますw
ド派手なデザインがよいぞー。
TP-Link Archer AX73本体を取り出して手に持ってみましたが、幅は大きい印象でしたが本体の厚みはそれほど感じず、ずっしりともせず、軽量なWi-Fiルーターという印象です。
TP-Link Archer AX73のパッケージ内容をチェックしてみる
TP-Link Archer AX73の商品内容物を並べてみました。
- TP-Link Archer AX73本体
- 紙のマニュアル数種類+保証書類
- 短めのLANケーブル
- ACアダプタ
シンプルな商品構成です。
丁寧に封入されている本体保護のビニール類をガンガン剥がしていきます。
本体をジャストサイズで覆っていたビニール袋もペリペリと剥がして開封します。
TP-Link製品は昔から包装も丁寧でしっかりとされている印象でしたが、アンテナ部分の包装がパワーアップしていましたw
昔はビニール袋をかぶっている程度の印象でしたがペットボトルのラベルみたいに整形されたビニールを切り取り線でペリペリ剥がすような梱包がすべてのアンテナに施されていますよ!
とりあえず、アンテナが6本も有るので一生懸命ペリペリと剥がしていきます。
剥がし忘れてたら電波の出力に何らかの鑑賞があったら小職的には嫌なのでこういった保護フィルム的なものは完全に剥がしますよ〜!
TP-Link Archer AX73を壁掛け設置に向けて外観をチェックしてみる
とりあえずむき出しのWi-Fiルーター状態にできたのでリプレース前の稼働中の壁掛け状態のルーターにあてがって設置イメージを確認してみます。
先代無線ルーターと比較すると横にけっこー広がった感じの筐体とアンテナ数も2倍の6本ということで期待値も倍増しちゃいますw
とりあえずリプレースに向けて旧Wi-Fiルーターも取り外したのでACアダプタを比較してみました。
左側のACアダプタが先代無線ルーターArcher A10のもので、右側がTP-Link Archer AX73付属のACアダプタです。
比較してみると出力が12V/1.5A→12V/2.0Aへとパワーアップしていました。
たしかにアンテナ数も対応速度も機能もけっこうパワーアップしているのでアダプタもパワーアップして当然ですね(^_^;)
ちなみに無線Wi-Fiルーターをリプレースするたびに、この現象は起きているのであまり意味はなさそうですが。
TP-Link Archer AX73本体の重量は650gジャスト
手に持った印象としてはそれほど重く感じなかったんですけどそれなりにみっちりと中身も詰まっている感じです。
本体の外観を更にチェックしてみます。
TP-Link Archer AX73の背面側をチェックするとWAN/LANポートやボタン類、ACアダプタの端子などすべてが背面に集約されている様子が判りました。
青いLANポートがWAN側を接続すんだね。と言う感じで視覚的にもわかりやすいデザインです。
小職の場合は、いきなり壁掛け使用する予定なので、この面が上部側に来るんですけどね♪
反対側となる本体前面(平置き設置時)にはLEDインジケーターが集約されて並んでいますので、使用時のルーターの状況もこの部分だけで確認可能です。
なんて言いつつも小職の場合はいつもスマホアプリでルーターの状況を確認するので、ピカピカするLEDを見ても「お!がんばってるなー」くらいしか思うことがないのはココだけの話です。
ボディ表面には幾何学模様的なアジアン家具テイスト的な刻印。。。
ではなくメッシュ状になっていて放熱効果が高そうなデザインです。
人によっては好みの分かれるデザインでアレかもしれません。
小職的にはこのデザインはけっこー好きですよ♪
ちなみに背面側だけでなく両方の側面部にもアンテナが生えています♪
そして右側面には簡易NASとして利用できるUSB3.0対応のポートが備えられています。
リプレース前のArcher A10はアンテナ3本の無線ルーターだったのですが、TP-Link Archer AX73は6つのアンテナとハイパワーFEMを搭載。
ハイパワーFEMって馴染みがなかったのですが、調べてみると…
「Wi-Fiフロントエンドモジュール」なるモノのことみたいです。
フロントエンドモジュールは、Wi-Fiなどの無線フロントエンド回路として用いる色々な機能をを一体化した小型集積モジュールで、このモジュールも賢いタイプを搭載しているぜ!というアピールですね。
まあ、6本ものアンテナをいい感じに制御するのですがからそれなりに賢くないとですね♪
TP-Link Archer AX73の底面はこんな感じ。
壁掛け用の穴もありますぜ!
小職的にはいきなりこの穴を利用するつもりですよ。
そして幾何学模様メッシュ状通気口を備えたボディです。
この穴の感じならば、先代までのルーターもフックで壁掛けしていたので流用できるかな!?
なんて安易な気持ちで今はおります。
外観チェックしていて気づいたのですが、面面にはまだ保護ビニールが貼ってありましたwww
ボディ表面の一番光沢のある部分に丁寧に貼られていた(丁寧すぎて気づかなかったw)ビニール保護をペリペリと剥がしました。
より美しいボディ表面になった!
というわけで、TP-Link Archer AX73の壁掛けリプレースを開始したいと思いますよ♪
TP-Link Archer AX73を壁掛けで設置してみた!
既存のルーターを取り外して、TP-Link Archer AX73を設置する際のイメージで
壁掛けフックをあてがってみると、当然ですが位置が結構異なりました。
ボディも横にけっこう広がっていますしね(^^;
また、壁掛けフックを通している穴も、より浅い感じ?の穴になっていたので、現在のフックの曲げ角度ではフィットしないのでラジオペンチでフックの角度を調整することで、TP-Link Archer AX73をちゃんと壁掛けすることができました。
フックの位置や角度の調整を行った結果、ボディ底面の2つの穴だけで。しっかりと壁掛け設置することに成功したTP-Link Archer AX73です。
ボディは薄いのでいい感じなのですが、いかんせんアンテナが。。。。
6本のアンテナですからねwwwど迫力ですw
とりあえず、壁掛け設置してから、既存のLANケーブルをTP-Link Archer AX73に接続してやります。
ACアダプタは付属のものとリプレースですが、位置が一番奥なのでちょっと遠いので壁掛け設置位置自体もあとで調整することとします(^^;
ちなみに、この太い〜LANケーブルはカテゴリ8なる怪しいLANケーブルですw
とりあえずこのケーブルのおかげか、既存のルーターでWi-Fi速度で300Mbpsは飛んでくれていました♪
Archer AX73にリプレースするとどのくらい速度アップできるか試してみようと思いますよ。
TP-Link Archer AX73のスペックと特徴をチェックしてみる
ルーター内処理能力がパワーアップしてWi-Fi6 対応。
4804 + 574Mbps対応のWi-Fiルーター。
強力なCPUを搭載しており、安定的なWi-Fiを供給可能でスマホ・タブレットの接続台数は80台まで対応。
小職の家庭内でも自分のデバイス以外に子供のゲーム機や学習タブレットや家電など接続デバイスも常時10台以上存在する状態なのでこの辺りも心強いところ。
6本のハイパワーアンテナで自宅内の飛距離や安定感も増すと良いのですが….
というわけで、実際に色々試してみます。
壁掛け設置したTP-Link Archer AX73の設定を管理画面ではなく、スマホアプリだけで行ってみた
とりあえず、壁掛け設置も無事に成功したので、ケーブル類をセットして電源を投入してみました♪
そして、初期設定はTP-Linkのスマホアプリのみでセットアップしてみました。
我が家では3台目となるTP-Linkの無線Wi-Fiルーターなので、もはやおなじみの設定アプリTetherで設定できるか試してみます。
まずは、新しい機器を登録しないと認識してくれないので、デバイスの種類を選択するところから開始です。
TP-Link Archer AX73は、このラインナップからでは普通の「ワイヤレスルーター」に属しているようです。
すると電源投入されているルーターを探してくれてマイデバイスにArcher AX73として登録を自動的に行ってくれました♪
書き忘れていましたが、小職の自宅の環境としては、鉄筋4LDKのマンションなので、リビングの廊下に面する位置にTP-Link Archer AX73を壁掛け設置してリビングから各部屋からの接続もこれ一台でカバーしちゃおうという計画です(^^;
以前のデバイスも表示されていますが、TP-Link Archer AX73がローカルデバイスとして登場!
アプリ上から早速詳細を確認してみます。
NTTのルーターが上位にあるから、二重ルーター状態での運用だけど問題なし
我が家では光回線でNTTぷららを利用しているのですが、NTTの有線ルーターが上位に存在しているので、WANの接続タイプはいつも「動的IP」を選択しています。
二重ルーター状態ではありますが、基本的に外出先から自宅のPCにリモート接続もできているし、子供たちのゲームでも特に問題は発生していないので、簡単に設定しています(^^;
その後、スマホアプリTetherから回線接続タイプをチェックしてみると、ちゃんとV6 Plusになっているので小職のような二重ルーターの環境でもTP-Link Archer AX73の接続設定は動的IPで全然オッケーな感じです(^^;
OneMeshに対応しているけど、対応デバイスがまだ存在していないので無効にしておく
TP-Link Archer AX73はOneMeshネットワークに対応しているので中継機などの使用も便利なはずなのですが、残念ながら小職は現時点でも対応機器を所持していないので、こちらの設定はオフにしておきました(^^;
いつかOneMeshも試してみたいところなんですけどね。
再起動スケジュールもTetherアプリから設定可能
やはり無線ルーターはたまには再起動させて使う運用が小職的にはお好みなのですが、週間スケジュールをアプリから設定することも簡単にできるので愛用しています。
ファームウェアアップデートもTetherアプリから簡単にできる♪
ちょっと前にTP-Link製品からAviraに余計な通信が発生しているのでは?
なんてニュースが話題にもなりましたが、そんな不具合も対応しているファームウェアが既に配信されているので、いきなり最新のファームウェアに更新しちゃいましたので安心です。
アプリ状で最新ファームウェアをダウンロードして適用後にルーターを再起動。。。
なんていう一連の更新作業が自動で行われるので簡単でした♪
TP-Link Archer AX73のワイヤレス設定はこんな感じに設定してみた
ワイヤレスの設定はちょっと様子を見て設定を上の画像のようにするのが一番快適となりました。
OFDMAはWi-Fi6で本領発揮となりそうですが、多元接続(多重アクセス)が発生してもどのデバイスでも快適な同時通信が可能な設定です。
TWTはWi-Fi省電力系の機能なので小職的にはオフとしちゃいました(^^;
Wi-Fi6に対応したスマホでインターネット速度テストしたら600Mbpsを超える記録を達成!
こちらはリビングで、Wi-Fi6に対応したクライアントXiaomi 11Tでインターネット速度テストを行ってみたところ….
いきなり600Mbps超えというスコアを叩き出してくれました!
先代の無線ルーターArcher A10ではどうあがいても 350Mbpsほどが我が家最速のインターネット速度テストのハイスコアだったので、倍近くの速度が出ていますよ。マジで。
これだけで、TP-Link Archer AX73にリプレースした意味がありましたよ。
いちばんルーターから離れた部屋でチェックしてみた
リプレース前は、Wi-Fi接続が切断されてしまうような位置の部屋で接続できていても2.4Ghlz帯のみだったので、なんとか接続切れないで、20Mbpsも出れば御の字だった部屋でも、Wi-Fi6で5Ghlz帯での接続が表示は弱くなっているものの切断されることなく、140Mbpsオーバーでの速度テストの結果を叩き出しました。
これはWi-Fiの強度も実使用での感覚でも強度アップしていることを感じることができました♪
Wi-Fiアナライザーというスマホアプリでご近所のWi-Fi混雑具合をチェックしてみる
TP-Link Archer AX73の性能は満足のいくレベルであることがわかったので、あとは自宅以外のご近所のWi-Fi環境をチェックして混雑ぶりを確認して、手動でチャンネルを選択してみようと試してみました。
けっこー郊外のマンションという環境ですが、Wi-Fiはどこでも多く存在するご時世。
Wi-Fiアナライザーでチェックしてみるとチャンネルごとに混雑ぶりが視覚的にわかります♪
小職的には2.4Ghlzはあまり使用しないのでいいんですが、ちょっとした店舗でも使っていたりするので、けっこー混んでいますね…
5Ghlz帯域をチェックしてみると、少し安心しましたw
2.4Ghlz帯ほどは混雑はない感じで、小職が使用しているチャンネル100あたりは別な機器もいないのでこちらを手動で設定しちゃいます♪
とりあえず、自動設定でも問題ないと思いますが、視覚的にWi-Fiの混雑ぶりを見てしまったのでw
空いていると思われるチャンネルに手動設定して精神衛生的にもよろしい感じにセッティングしたつもりになりました。
100Mbpsくらいしか出なかった、ルーターから離れた小職の自室でも300Mbps以上の速度が出た!
とりあえず、小職の自室のWi-Fiが切断は起きないけれども、速度があまり出ていない状況だったのですが、TP-Link Archer AX73にリプレースした結果、そこそこの速度で安定した通信ができるようになりました♪
結果的にOneMeshの中継機とか後から増設しようかな….なんて考えもありましたが、ひとまず中継機要らずで4LDKマンションでの快適Wi-Fi生活が達成できてしまいましたよ。
TP-Link Archer AX73は内蔵USB3.0ポートを利用して簡易NASが簡単に構築できる
TP-Link Archer AX73は内蔵USB3.0ポートにストレージを接続して簡単にNASとして使用できる機能もあります♪
接続後はアプリからではなく、Webブラウザでルーターにアクセスする設定画面での確認が必要なので注意です。
今回はアプリからの設定にこだわってしまいましたが、もちろん従来の管理画面も健在♪
TP-LinkのWi-Fiルーター管理画面のアクセスは tplinkwifi.net または 192.168.0.1 にブラウザアクセスするだけで管理画面にログインできます。
Windowsのネットワークからデフォルト名であれば「TP-Share」というNASが登場するのでそちらから自由に使用することができます♪
6本のハイパワーアンテナを備えたTP-Link Archer AX73で4LDKマンションで中継機要らずの環境構築ができた!
アンテナの数が増えたことと関係するのかはアレですが(^^;
TP-Link Archer AX73にルーターのリプレースを行なったことで、自宅内のWi-Fi環境がスピードアップしつつ、遠い部屋でも安定したWi-Fi接続が実現できました♪
ちなみにWi-Fi6クライアントとしては我が家最速はM1 MacBook Airでした。
普通に昼頃に計測ですが、これがもしも夜中だったら700Mbpsも見えてきている感じがします…
2年ほど前のWi-Fi5規格のルーターからのリプレースでこれだけの満足感を得られたTP-Link Archer AX73は今買い替えを検討するならばコレでしょ!と言えるくらいのおすすめ製品となりました♪
参考 Archer AX73詳細ページTP-Link公式サイトタグ